空を見上げて

ゴン太救急病院へ 

2006.10.15 札幌夜間動物病院

 

大山ゆうこさん画
お庭にて 絵・大山ゆうこさん
↑お気に入りの場所でひなたぼっこ



玄関で足を滑らせて転び、動けずにないているゴン太を見て、すっかり慌てふためいてしまった私は、真っ先に近所のゴン太の友達だったロッキーちゃんのご家族に電話をかけて助けを求めた。ロッキーちゃんのご家族が夜間救急病院を調べてくださり、すぐにわが家へ知らせにきてくれた。

車をとばし、夜間診療病院についたのは夜10時頃だった。

診察台の上にのせようとしてゴン太を抱き抱えたところ、お腹に激痛が走ったのか激しくキャンキャンとなき失禁してしまった。

胴体と足の部分のX線撮影と血液検査が行われた。結果が出て、医師から一番最初に言われたことは、

「胃袋にドックフードがいっぱいですねぇ。」

X線写真を見ると、胃袋いっぱいにまるい形のドックフードがぎっしりと詰まっているのがわかった。

「はぁ・・・すごいですねぇ。」

「いえ、写真はとくに問題ないですよ。」

14歳にしては元気いっぱいのゴン太が体に何か問題があるわけがない!と思った。

しかし、次に医師から思いもよらなかったことを告げられた。

「肝臓の数値が高いので肝臓に何か問題がありそうです。かかりつけの病院で一度エコー検査をしてみることをおすすめします。」

「え・・・?肝臓ですか???」

GPT値が確かに高い。だけど、エコー検査を受けてもしかしたら何でもないかも知れないじゃない!!

そう思うことにした。

その後、注射と点滴を受けて、その日のゴン太の診療は終わった。

お会計29,400円。

そうだった。夜間診療はとてつもなく高かったんだ・・・。

確か、私の前にお会計をしていた人は7万円代もかかっていたっけ。

 『エコー検査をしたら何でもないかも知れない』

と、自分に言いきかせてゴン太を車に乗せ、札幌夜間動物病院をあとにした。家に着いたのは夜11時30分を過ぎた頃だった。

 

<2006.10.15  血液検査結果>

検査項目
 結 果
 正常値
白血球数
4,900
6000~15000
赤血球数
496万
500~1000万
ヘモグロビン
11.3
12〜18
ヘマトクリット
34.1
40~55
ビリルビン
0.4
0.3以下
アルカリフォスファターゼ(ALP)
 
1,178
 
123
GPT
292
123

 


by Qoo(クー)  at 23:37 |  愛犬ゴン太の介護日記 2006 |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑

突然の告知

2006.10.18   肝臓のエコー検査を受ける

夜間動物病院ですすめられたとおり、かかりつけの病院(・・・と、いっても7才の頃に一度かかったきり
なのでそれから7年ぶりである)へ行きエコーを受けた。担当の先生は、ゴン太の好きな女性の先生
だった。しかもかなりの美人♪                                         
その美人先生は、エコーの画像を一目見るなり言った。                           

「あぁ肝臓に腫瘍がありますね。あとで院長にも見てもらいますが、かなりの範囲に広がっています。
ほら、生きているのはここの部分だけです。きっと肝臓のすべての働きをこの部分だけで機能している
んでしょうね。・・・これはあまりよくありませんね。」 
                                                            
美人先生が示した腫瘍のない部分を画面で確認したところ、昔から10円で売られているコーラアメとかソーダ−アメなどの大玉のアメ玉を2〜3個程度付け合せたほどの範囲しかなかった。(と、思う。)

そして、血液検査の結果が出た。

<2006.10.18 血液検査結果>

検査項目
結 果
基準範囲
赤血球
574万
500−1000万
白血球
15800
600−15000
ヘモグロビン
11.8
12−18
ヘマトクリット
37.1
40−55
血小板
36.0万
10−45万
総ビリルビン
0.7
0.3以下
GOT
264
41以下
GPT
1000
123以下
アルカリフォス
ファターゼ(ALP)
 
370
 
132以下
LDH
237
328以下
γ−GTP
58
 



院長先生が来て、説明を始めた。

「ゴン太ちゃんの腫瘍は肝臓のほとんどの範囲に広がっています。
おそらく悪性の可能性が強いでしょう。肝機能の数値からいっても、
ゴン太ちゃんはもう永くはないと思います。GPT値は測定できない程高いです。
そのうち、食べ物を食べなくなり、下痢・嘔吐・ケイレンをおこすようになるでしょう。」

「えっ・・・・?あのぅーー・・・そのー。うちの犬、ふだんハミガキさせているんですけど
肝機能高いのと関係ないですか?」                                                                                        
私は、突然の告知に気がすっかり動転してしまい意味不明なことを聞いてしまった。

院長先生は説明を続けた。

「関係ないです。このまま好きなものを食べさせてストレスをなくした生活させてあげるのが
一番の方法だと思います。肝臓の薬もありますが、とりあえずそれを飲ませてみて様子みますか?
ただ、ちょっと面倒な薬だけど大丈夫かな?」  

・・・全く信じられなかった。

でも、少しでも良くなる可能性があるのならば・・と、
藁をもつかむ思いで私は薬を飲ませるという方法を選択した。 

病院からもらった肝臓の薬は、動物用健康補助食品の「プロヘパゾン」というものだった。 
1日1回いつ服用させてもかまわないが、薬を噛み砕かないように与えなくてはならないと
いうことと、薬を服用させる前後2時間食べ物を与えてはいけないという注意事項があった。

そして、食事については医師からのすすめで「肝臓サポート食」を与えることにした。

こうして、愛犬ゴン太の介護生活がスタートした。


おやすみゴンちゃん
                          

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by Qoo(クー)  at 00:01 |  愛犬ゴン太の介護日記 2006 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

介護生活のスタート その1

2006.10.19〜 肝臓の薬&肝臓サポート食開始 

 「もう永くはない」と言われても、「もう、14才だし・・」なんてすんなりあきらめることは出来なかった。肝臓の状態を少しでも良くするために、次のことを行った。  
                                    
 注)それぞれの犬に合う方法があると思いますが、これはあくまでも私が行った一例です。

1,プロヘパゾン(動物用栄養補助食品)  

1日1錠、ごはんを食べた2時間後以降に服用させる。服用後も2時間は食べ物を与えてはならない。
※噛み砕いてしまうと効き目がなくなるので、ゴン太の喉の奥にプロヘパゾンを放り込み、すばやく水を流し込んで、ゴクン飲ませた。(これが結構大変・・・・)


2.肝臓サポート食 
 
缶詰のタイプとドライフードタイプのものを買った。
缶詰タイプを1日1缶の量をあたえることを目安に(犬の体重によって量が違う)
朝・夕2回に分けて茹でた鳥のささみとキャベツを混ぜて与えた。
もの足りなさそうにしている場合は、ドライフードを与えた。


これを続けたところ、5日後の血液検査の結果は次のように変化していた。

<2006.10.23 血液検査結果>

検査項目
結 果
基準範囲
総ビリルビン
0.2
0.3以下
GOT
24
41以下
GPT
780
123以下
アルカリフォス
ファターゼ(ALP)
 
644
 
132以下
LDH
100
328以下
γ−GTP
28
 


これまで、問題であったGPT値が基準値外ではあるものの、前回の数値(1000以上)と比較するとかなり減少していた。また、GOT値についてはあっさりと基準内になっていた。

   ゴン新居の前       すやすや
           

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by Qoo(クー)  at 23:16 |  愛犬ゴン太の介護日記 2006 |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑

介護生活のスタート その2

2006.10月末〜11月

先生によると、ブロヘパゾンは犬が口の中で噛み砕いてしまうと効果がなくなってしまうため
飲ませ方が難しいので、途中で断念してしまう飼い主が多いとのことだった。

しかし、うちのゴン太はそのことに関しては何ら問題なくクリアできていたので、
プロヘパゾンの効果で、肝臓の数値は少しづつ安定していき、ゴン太は元気になった。

よく食べ、散歩の時はよく走り、飼い主の言葉に反応し、すっかりもとの元気な
ゴン太になった。

そして、これまでゴン太は日中は外につないで、夜寝る時だけ玄関に入れていたのだが、
これを機にゴン太は一日中わが家の玄関で過ごしても良いことになった。

 

<2006.10.31の検査結果>

検査項目

結 果

基準範囲

総ビリルビン

0.2

0.3以下

GOT

28

41以下

GPT

489

123以下

アルカリフォス

ファターゼ(ALP)

 

699

 

132以下

LDH

100

328以下

γ−GTP

19

 

 

<2006.11.13の検査結果>

検査項目

結 果

基準範囲

総ビリルビン

0.2

0.3以下

GOT

40

41以下

GPT

525

123以下

アルカリフォス

ファターゼ(ALP)

 

610

 

132以下

LDH

100

328以下

γ−GTP

14

 

 

この日の検査後、前にゴン太の死の宣告をした院長先生が私たちのところに来て、

「いやぁ。ゴン太ちゃん元気になりましたね。この調子だと腫瘍はおそらく

良性の****(よく聞き取れなかった!)だったんですね。」と言った。

 

 

「おそらく良性」という言葉を聞いて私と母はすっかり安心した。

またゴン太と一緒に生活していくために、これからもゴン太の介護をがんばろう、

たくさん思い出をつくろうと思った。

 

ゴン太走る
大好きな「はまなすの丘公園」にて

 

 

 

 

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by Qoo(クー)  at 14:43 |  愛犬ゴン太の介護日記 2006 |  comment (1)  |  trackback (0)  |  page top ↑

突然発症したもうひとつの病 脳梗塞

2006.12.6 AM2:20



この頃から、ゴン太は時々私の部屋で寝るようになっていた。

夜中、私の傍らで寝ていたゴン太のハァハァという荒い息の音で目が覚めた。
苦しそうな息だった。今まで一度もこんなことはなかった。いつも、朝までぐっすり寝ていた
ゴン太なだけに、これは絶対おかしいと嫌な予感がした。

少しの間様子をみていたところ、フラフラと立ち上がった。すると、次の瞬間、
夜ご飯に食べた物をものすごい勢いで吐いた。
嘔吐物には白い泡のようなも
のも混ざっており、量は大量であった。食あたりにしては様子がおかしい。
ゴン太はパタンと横になってしまった。とりあえず嘔吐物の始末をしたが、
AM3:00をまわった頃、ハァハァと荒い息で再びフラフラと立ち上がり、
先ほどと同じく大量に白い泡のようなものを吐いた。
ゴン太はすっかり弱った様子で‘伏せ’の体勢で座りんでしまった。

と、その時忘れられない不思議な出来事が起きた。

ゴン太が誰かに呼ばれたかのように突然ムクッと顔を上げたのだ。
そして、天井の斜め上を見た瞬間、そこに何かを見つけたのか天井の
斜め上を見つめたまま、今にも倒れそうなフラつく足でその近くに歩み寄り、
ぺたんと伏せの体勢で座った。この薄暗い部屋の中でゴン太だけが、じっと
何かに集中してシッポをふっている。すぐに、私はゴン太にはお父さんが見え
ているのかも!と感じた。        
目を凝らしてゴン太がみつめている場所を見てみるが、やはり私には何も見えない。
今の日付、12月6日は前の年に亡くなった父の命日の2日前であった。
父の命日は、12月8日である。
私は、ゴン太が見ている方向と同じ方向に向かって思わず言った。 
「お父さん、ゴン太を連れて行かないで。守ってね。」
それから少しして、ゴン太は、そのまま吸い込まれるように睡眠モードに入り、
スースーと寝てしまった。

−AM7:30−

寝ているゴン太を起こしてみた。反応があって、ゴン太はすぐに立とうとした。
しかし、足が立たずバタンと倒れてしまい立つことができない。ゴン太の顔を
よく観察すると、眼振が起きていた。瞳がぐるぐるまわっている。これでは世の
中がぐるぐる回っていて立てるわけがない。
肝臓の状態が急に悪くなったのだろうか?
でも、眼振が肝臓と関係あるのか??いろいろ考えれば考えるほど気が動転しそ
うな自分を抑えて、すぐにゴン太を病院へ連れて行き、朝一で担当の美人先生に
診てもらった。先生は、落ち着いた口調で「どうしたんでしょうねぇ」と言いながら、
ゴン太の顔を覗き込んだ瞬間言った。
「ああ、これは! あたったんですね!!脳梗塞ですよ。 」
先生は続けて、「 ほら、頭が左側に傾いて斜頸もありますよね。老犬に多い
症状なんですけど、脳梗塞か脳出血などの脳から来る病気ですね。」と説明し、
「泡のようなものも吐きませんでしたか?」と聞いてきた。

母と私は驚きのあまり言葉を失った。

脳梗塞・・・父と同じ病気だ。これは、運命なのだろうか。
ゴン太のことをかわいがっていた父、ゴン太も大好きだった父と同じ病気の疑いがあると
言われるなんて。しかも父の命日の2日前に。
やっぱりゴン太には父が見えていたのだろうか?

まず、治療法は、この症状の場合は、ステロイドを投与すると80%の確率で
症状は治まり、ほとんどの子は良くなるのでステロイドによる治療をしていきましょう。
ということだった。

詳しくCTなどの精密検査を行えば、ハッキリとした診断が
できるかもしれないが、精密検査を行うには、大学病院に行かなくてはならないし、
保険が適用されないので金額的にも莫大な費用がかかるそうだ。

しかし、その治療方法には、大きな心配があった。
ステロイド剤は肝臓にかなり負担がかかるからである。


肝臓に腫瘍のあるゴン太には、ステロイド剤による治療によって受ける
肝障害のリスクが高くなるのはいうまでもない。

したがって、念のため血液検査を実施し、現段階の肝機能の状態
を調べたうえでステロイド剤を投与する量を決めることにした。

 <2006.12.6 血液検査結果>

検査項目
結 果
基準範囲
赤血球
609万
500−1000万
白血球
13200
600−15000
ヘモグロビン
13.7
12−18
ヘマトクリット
39.0
40−55
血小板
54.9万
10−45万
総ビリルビン
<0.2
0.3以下
GOT
22
41以下
GPT
432
123以下
アルカリフォス
ファターゼ(ALP)
 
713
 
132以下
LDH
<100
328以下
γ−GTP
17
 
             

結果、GPT値が相変わらず基準よりも高い状態であったが、「この程度ならば」と先生は決断し
通常量のステロイド剤をゴン太に注射した。
それから、ALP値が上昇傾向なのが気になっていたのだが、ちょうど先生から
そのことについて軽く説明してきた。
「具体的に何かはわからないけれど、体の中で何かが起こっているというのは
間違いないでしょう。」
かなり曖昧な説明だったが、この先生のきっぱりした言い方は頼りがいがあって
何故か小気味良かった。

テーマ: ペットの健康・病気・怪我 -  ジャンル: ペット
by Qoo(クー)  at 03:57 |  愛犬ゴン太の介護日記 2006 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

Qoo(クー)

Author:Qoo(クー)
日々の出来事、愛犬ゴン太との楽しい生活などを気ままにUPしていきます(本当に気ままでゴメンナサイ....)

ゴン太♂(MIX16才)
1992年7月北海道生まれ。保健所で出会う。

2006年10月 
肝臓の腫瘍が発見される。薬の服用開始。

2006年12月 
老犬に多いといわれる脳の病気発症。ステロイドで治療するも再発を繰り返す。

2007年 3月 
貧血症状で寝たきりになる。

2007年 4月 
極度の赤血球減少により、Drにもう永くないといわれる。

その後、奇跡的に回復。現在、家族とともに元気に気ままな老後の生活を送っている愛犬ゴン太です^ ^

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